【STEP4|書きやすさ】名前に込めるのは思いやり!書きやすい名前を選ぶコツ

名前は、ただの記号ではありません
それは、その人の「一生の相棒」です
だからこそ、親としてこう思うのも自然なことです
- カッコいい漢字で個性を出したい
- 普段見かけない漢字で、新鮮さを表現したい
- 誰ともかぶらない特別な名前にしたい
どれも、お子さんへの愛情そのもの
でも、ちょっと考えてみてください
その名前、書くときに困ることはないでしょうか?
具体的なシーンを想像してみてください
- 学校でテストのたびに、名前を書くのが面倒でイライラする
- 就職活動や仕事の書類で、書くたびに「またか…」とため息をつく
- 名前を書くたびに、心の中で「なんでこんな名前に…」と感じる
名前は、お子さん自身が毎日使うもの
でもそれだけじゃなく、社会でお子さんと縁を結ぶ人たちも使います
学校の先生、友達、同僚、上司、地域の人、家族…
名前を使う場面は、日常生活のあらゆるところにあります
たとえばこんな場面、どう感じますか
- 電話で名前を伝えても、「え?なんて読むんですか?」と何度も聞き返される
- 他人に漢字を間違えられ、そのたびに「それ違います」「こう書くんです」と訂正する
- 業務中に名前が読めないせいで作業が止まり、「この名前、扱いづらいな」と思われる
こうした「ちょっとした不便さ」が、積み重なるとどうなるでしょう?
気づかないうちに、お子さんや周りの人にストレスを与えてしまうのです
最初は些細なことでも、積み重なると次第に…
- お子さんがストレスを感じやすくなる
- 「自分の名前が原因で迷惑をかけている」と感じてしまう
- 「なんでこんな名前なんだろう…」と、名前に対してネガティブな気持ちを抱く
これが繰り返されると、自己否定的な感情に繋がることも
名前が「小さなストレス」を生むきっかけになってしまうんです
だからこそ、「日常でスムーズに使えるか?」を考えるのも、大切なこと
この視点があるだけで、名前をつけるときに新しい発見があるかもしれませんよ

01|「書きやすい名前」とは?失敗しないための3つのポイント

「書きやすくて、扱いやすい名前」とは、どんな名前でしょうか?
実は、書きづらい名前には共通点があります
この記事では、名前の「書きやすさ」を決める3つのポイントについて解説します!
書きやすい名前の3つのポイント
- 難しい漢字は使わない
- 画数が多すぎる漢字は控える
- 旧字は避ける
この3つを意識することで、書きやすく、読みやすい名前になります
では、それぞれ詳しく見ていきましょう!
難しい漢字(難字)は使わない

「難しい漢字=個性的でカッコいい」と感じる方も多いですよね
でも、日常でほとんど使わない漢字は、辞書がないと正しく書けないことがほとんどです
例えば、こんな漢字は要注意!
- 瞭
- 鷹
- 黎
- 譲
- 麟
こうした漢字を名前に使うと、「どう書くの?」「なんて読むの?」と聞かれることが増えます
そのたびに説明するのは、本人にとって負担になってしまうかもしれません
画数の多い漢字は控える

画数の多い漢字は、見た目に重厚感があります。でも、その一方で「書くのが大変」「読みにくい」というデメリットもあります
こんな問題が起こりやすい!
- デジタルフォントだと潰れて読みにくい
- 手書きの際、間違えやすい
例えば、以下のような漢字が使われると…
- 巌
- 鷺
- 纏
- 讃
「書くたびに大変…」とストレスを感じてしまうかもしれません
旧字を使うときの注意点

「どうしてもこの字を使いたい!」その気持ち、わかります
特別感のある旧字には、親としての愛情やこだわりが込められていますよね
例えば…
- 「竜」を「龍」と書きたい
このように多くの人が知っている旧字なら、使っても問題はありません
でも、あまり知られていない旧字は要注意!
- 遙
- 惠
- 樂
- 壽
- 祐
こうした字は、公的な書類では新字体に変換されることが多く、書き間違いや読み間違いの原因になりやすいです
「せっかくこだわって決めたのに、戸籍では違う字になってしまった…」そんなケースもあるので、慎重に選びましょう!
02|名前の漢字、間違われない?「似た漢字」の落とし穴

意外と見落としがちなのが、「似た漢字の混同」です
字形が似ていて、読みも同じだと、相手が混乱する原因になります
例えば、こんな漢字が混同されやすい!
- 伶
- 玲
- 羚
- 冷
- 令
これらの漢字は見た目がそっくりなうえ、同じ読み方をすることが多いので、誤記や誤認が起こりやすいのです
特に、名前を手書きする場面や、公的な書類を扱う際には注意が必要です
こんな組み合わせも要注意!
- 和 - 知
- 泰 - 奏 - 秦
- 李 - 季 - 秀
- 裕 - 祐 - 佑
- 士 - 土
- 考 - 孝
お子さんが成長する中で、「似た漢字の間違い」を何度も経験すると、小さな違和感やストレスにつながることもあります
一生使う名前だからこそ、「混同されやすい漢字かどうか」も意識しておくと安心ですね!
03|名前の画数、どこからが負担?書きやすさの基準を解説!

「書きやすさ」と聞いても、どこからが負担になるのか、具体的にはわかりにくいですよね
そこで、実際の質問をもとに考えてみましょう
画数の多い名前はどのくらい苦労しますか?
子供に付けたいと思う名前が苗字と合わせると50画を越えてしまいました…
一文字一文字意味を考え気に入った名前が「真理子」です
しかし、苗字が「後藤」
「後藤 真理子」で50画以上もあります…
出典:ヤフー知恵袋
これは実際に寄せられた質問です
一文字一文字に意味を込めた素敵な名前でも、画数が多すぎると負担が気になることがあります
名前の負担が増える基準
名前の画数の目安として、以下の基準があります
名前の画数
- 30画以上で「ちょっと大変かも」と感じるレベル
- 35画以上で「やや書くのが負担」
フルネームの画数
- 48画以上で「やや書くのが負担」
- 60画以上になると「日常的に困る可能性が高い」
この基準をふまえて、以下のチャートをご覧ください

「後藤真理子」は総画数51画
やはり、書く負担が少々あることがわかりますね
書く負担のポイント
やはり51画あると、書くのが負担になる方もいます

特に、名字の「藤」の画数が多いことが影響しています

名字と名前のバランス

名前の漢字に注目すると、「真理子」は小学校3年生までに習う漢字が使われています
そのため、漢字変換や覚えやすさ、伝えやすさの面ではメリットがあります


名前がスムーズに書けることのメリット
「スムーズに書ける」「間違われない」ことで、お子さんのストレスが減り、日常生活や他人とのやり取りもスムーズになります
画数の多い名前を考えるときは、「書きやすさ」「読みやすさ」のバランスも意識するとよいですね!
まとめ|書きやすい名前のポイント
名前は一生使うものだからこそ、書きやすく、覚えやすいことが大切です
書きやすい名前の3つのポイント
- 難しい漢字を避ける
- 画数が多すぎない漢字を選ぶ
- 旧字の使用は慎重に
注意すべきポイント
- 似た漢字は間違われやすい(例:和・知、泰・奏)
- フルネームの画数が多いと書く負担になる
書きやすい名前を選ぶことで、日常生活のストレスを減らし、伝わりやすい名前になります
【後悔しない命名】6つの注意点
赤ちゃんの名前、後悔しないために!
「せっかく考えた名前だけど、後から気になるポイントが出てきた…」
そんな後悔をしないために、名前を決める前にチェックしておくべき6つのポイントをまとめました!
- 性別に合っている?
- 読みやすい?
- 言いやすい?
- 書きやすい?
- 姓名判断の結果は?
- 名前全体のイメージは?
一生付き合う大切な名前だからこそ、しっかり確認しておきましょう,/p>
6つのポイントを今すぐチェック!