名前が決まらない本当の理由|「雰囲気」と「意味」を混ぜると迷子になる
名前を考えるとき
多くのパパママが、最初にこう思います
- 意味がいい漢字を選びたい
- 願いが込められる字にしたい
- 由来をきれいに説明できる名前にしたい
うん。わかる
それ、すごく大事です
でも
ここで、ちょっとだけ立ち止まってほしい
あなたが今、名前が決まりきらないなら
候補を並べても、どこか「決め手」がないなら
もしかしたら、原因はここです
「意味」で先に決めようとして、心が置き去りになっている。
まず、想像してみてください
あなたの子どもの名前が、
はじめて「文字」として目に入る場面
名簿
出席表
学校からのお知らせ
病院の呼び出し
クラス分けの一覧
そこに、
名前と呼び名が並んで書かれている
その瞬間、
見る人の中に最初に立ち上がるのは、
何だと思いますか?
……漢字の意味じゃない
辞書の意味でもない
親の願いでもない
由来の美しさでもない
「見た瞬間に感じる空気」です
STEP1で見ているのは「知る前に伝わるもの」
名前って、不思議なんですが
- 見た瞬間
- 読んだ瞬間
- 呼んだ瞬間。
説明がなくても、勝手に印象が立ち上がります
- やさしそう
- 落ち着いていそう
- 明るい感じ
- きれいだな
- なんか、好き
これ、辞書を見てないのに起きるんですよ
これが、名前の 「感性・雰囲気」 です
漢字の意味は「あとから届く情報」
一方で、漢字の意味はどうか
- 辞書を見て初めて知る
- 由来を語って初めて伝わる
- 説明されて初めて理解される
つまり
雰囲気は「知る前に伝わる」
意味は「知ったあとに理解される」
処理される順番が、まったく違う。
ここ、命名でいちばん大事なポイントです
だから、順番を間違えると起きること
いきなり漢字の意味から決め始めると、こうなりやすい
- 意味は好きなのに、しっくりこない
- 由来は説明できるのに、違和感が残る
- 「本当にこれでいいのかな」が消えない
これ、あなたがダメなんじゃない
頭(意味)で納得しようとして、心(感性)が置いていかれてるだけなんです
そしてこの状態が一番つらい
なぜなら、
「正しい理由」があるのに、決められないから
自分を責め始めてしまう
- 私の感覚がおかしいのかな
- 決められない私が優柔不断なのかな
違う
それは、順番が逆なだけ。
STEP1は「正解を探す場所」じゃありません
STEP1でやることは、シンプルです
- あなたは、どんな空気感に惹かれるのか
- どんな印象を「心地いい」と感じるのか
- どんな雰囲気に、なぜか安心するのか
それを、
- いきなり判断しない
- 良い・悪いも決めない
- 正解探しをしない
ただ、見える化する
そして、こう気づくための場所です
「ああ、私はこういう雰囲気が好きなんだ」
感性は、あなた自身を映します
名前の雰囲気を見ているとき
実は一緒に、別のものも浮かび上がっています
- あなたが何を美しいと感じてきたか
- どんな空気の中で生きてきたか
- どんな世界観を大切にしてきたか
だからSTEP1は、
名前を見る体験であり、同時に
あなた自身を知る体験でもある
ここが定まると、命名は急にラクになります
意味や願いは、まだ先でいい
誤解しないでほしいんですが、
漢字の意味や願いが不要って話じゃありません
むしろ、めちゃくちゃ大事です
ただし、順番があります
まず、
- 感性・雰囲気で「しっくりくる軸」を知る
- 次に、社会性や読み(現実の運用)を確認する
- その上で、意味や願いを言葉にする
この順番だからこそ、
迷いにくく
後悔が少なく
説明にもブレがない
名前になります
STEP1の役割は、たったひとつ
STEP1の役割はこれだけです
「この名前、なんか好きだな」
その感覚を、信じていい理由をつくること
意味を決めるのは、そのあとでいい
候補を絞るのも、そのあとでいい
まずは、
あなたの感性がどこに反応しているのかを、
静かに見てみてください。
それが、名前づくりのいちばん自然な出発点です
そしてこの感覚が見えてきたら、
次に確認すべきなのは、
この名前が社会の中でどう扱われるかです